ジェームスブラウン!アレサ・フランクリン!レイ・チャールズ!
ストーリーも音楽も楽しめて笑えたら最高じゃないですか!?
それを叶える最高の映画「ブルース・ブラザーズ」を紹介。
このブログでは、映画の基本情報、シーンと音楽の関係、挿入歌について書いています。
観る前の前知識として、観た後の掘り下げとして、大いに役立つでしょう。
あらすじ
兄貴分のジェイクの出所日、弟分のエルウッドはボロボロの車で迎えに行きます。
その足で二人は、子供の頃お世話になった孤児院へ行くことに・・・。
二人は孤児院が資金難に陥り、存続が危ぶまれていると知ることになります。
そこでブルースブラザーズ は昔のバンドメンバーを集めてコンサートを開き、その売り上げで孤児院を救おうと立ち上がります!
映画情報
公開 | 1980年6月20日(日本:1981年3月28日) |
上映時間 | 133分(ディレクターズ・カット147分) |
製作国 | アメリカ |
配給 | ユニバーサル・ピクチャーズ |
監督 | ジョン・ランディス |
ジャンル | コメディ |
みどころ
ストーリーの途中で様々なアーティストが登場するのだが、これがまた豪華メンツ。
その中でも最高のビッグネームが登場する5場面紹介。
ファンクの帝王 ジェームス・ブラウン
お世話になった人達のすすめで向かった教会で登場するのが牧師役のジェームス・ブラウン。
お説教を始め、“The Old Landmark”を熱唱します。
元々ゴスペルソングで神に祈ろう、声を上げてみんなで歌おうといった曲です。
みんなが歌って踊る場面は最高に盛り上がります。
女性の色とりどりな服装、男性のスーツ姿もお洒落で目を惹きますね。
往年のブルースシンガー ジョン・リー・フッカー
メンバーを説得しに向かったシカゴにてジョン・リー・フッカーがストリートバンドで登場。
演奏するのは”Boom Boom”
俺は女性に対してやることやるよって感じのムフフな曲です。
老若男女みんなの笑顔と、雑多な町の雰囲気と、ジョンリーフッカーの渋い声。聞き惚れます。
ソウルの女王 アレサ・フランクリン
メンバーが働くシカゴのソウルフード店にてメンバーの奥さん役がアレサ・フランクリンです。
旦那に対してものすごく力強く”Think / シンク”を歌い訴えかけます。
“よく考えて、今何をしようとしているのか、お互いがいなければ何もできない”
といった感じの曲。前後のアレサフランクリンの演技も妙にリアルです。
自由と現実のジレンマに泣けます。
ソウルの神様 レイ・チャールズ
バンドに必要なものを揃えるための楽器店の店主役にレイ・チャールズが登場。
売り物の中古電子ピアノを使って”Shake a Tail Feather”を歌ってくれます。
“君と一緒に踊ってるヤツより、俺の方がうまいよっ、教えてあげる!”
といった曲でオリジナルよりもダンスの種類を多く歌い上げます。
町のみんなが曲に合わせて踊ってくれるのでダンスの勉強にもなる(笑)
一緒に踊れるようになりましょう!
スキャット唱法でおなじみジャズシンガー キャブ・キャロウェイ
昔、孤児院で世話を焼いてくれたカーティス役のキャブ・キャロウェイが登場。
コンサートでは”Minnie The Moocher”のコールアンドレスポンスで会場を盛り上げます。
盛り上げすぎます。
曲としてはぶっとんでいるミニーという女の子についての曲・・・。
(Moocherとは、せびり屋、ヤク中、宿無しといった意味。)
演奏終わりの場面展開で「あれっ?」てなる瞬間はありますが、そこはご愛敬です(笑)
概要
【製作のきっかけ】
アメリカのNBCのコメディ番組『サタデー・ナイト・ライブ』。
ブルースブラザーズの兄弟役二人は1975年からこの番組にオリジナルメンバーとして参加。
二人は著名人の物まねや様々なキャラクターを演じることで人気を博していました。
その番組にはミュージシャンたちが生演奏を行うコーナーがあり、番組開始前から親交のあった二人はそのコーナーをきっかけにブルースブラザーズを結成。
ジョンは兄貴分ジェイク役でメインボーカルを担当。
ダンは弟分エルウッド役でバックボーカルとブルース・ハープを担当。
その他メンバーは14人、サポートメンバーは25人いる。
【映画ヒット後】
ジョンは1982年3月5日に薬物の過剰摂取により死去。
ダンは実業家として成功。ブルースブラザーズ関連のブランド管理会社も設立している。
ジョンは劇中だけでなく私生活もぶっとんでたのか、ダンは劇中だけでなく私生活も素直だったのか・・・。
【キャスト】
ツィッギーやスティーブン・スピルバーグ、キャリー・フィッシャーなどが参加。
どこに出ているか探してみてください。
挿入歌
上記の様に最高なシーンがいくつかありましたが、他にも作品中には素晴らしい楽曲が使用されているのでまとめて紹介いたします。
演奏曲・メイン挿入歌
She Caught the Katy / The Blues Brothers Band
Soothe Me / Sam And Dave
Hold On, I’m Comin’ / Sam And Dave
Can’t Turn You Loose / The Blues Brothers Band(Otis Redding)
Peter Gunn Theme / The Blues Brothers Band(Henry Mancini)
Let the Good Times Roll / Louis Jordan
Boogie Chillen’ / John Lee Hooker
Gimme Some Lovin’ / The Blues Brothers Band(The Spencer Davis Group
Theme from Rawhide / The Blues Brothers Band(Frankie Laine)
Stand by Your Man / The Blues Brothers Band(Tammy Wynette)
I’m Walkin’ / Fats Domino
Everybody Needs Somebody to Love / The Blues Brothers Band(Solomon Burke)
Sweet Home Chicago / The Blues Brothers Band(Robert Johnson)
Jailhouse Rock 監獄ロック / The Blues Brothers Band(Elvis Presley)
その他BGM
Somebody Loan Me a Dime / Fenton Robinson
Shake Your Moneymaker / Elmore James
God Music / Elmer Bernstein
Anema e core / Ezio Pinza
Quando, Quando, Quando / Murph and the MagicTones
Just the Way You Are -素顔のままで- / Billy Joel
Dir Romantiker -OP 167 ロマンティックな人々- / 作曲ヨーゼフ・ランナー
Die Fahne hoch! -旗を高く掲げよ- (ナチス・ドイツ党歌)
Your Cheatin’ Heart / Kitty Wells
Ride of the Valkyries -ワルキューレの騎行- / 作曲ワーグナー(ピッツバーグ交響楽団)
The Girl from Ipanema イパネマの娘 / アントニオ・カルロス・ジョビン
まとめ
映画解説はいかがでしたか?
音楽、笑い、ダンス、ファッション全てが相乗効果でテンションを上げてくれる「ブルース・ブラザーズ」ぜひ観てください!!