音楽サブスクの利用を検討するならスペックや機能だけでなく自分に適したサービスかを知る必要があります。
実際8つのサブスクを利用したことのある私がSpotifyについて解説します。
本記事ではSpotifyの基本情報・メリット・デメリット・おすすめできる人について書いています。
この記事を読むことでSpotifyがあなたにフィットするサブスクかが判断できます。
Spotifyは玄人も納得の提案力抜群なサブスクです。
↓操作画面の画像で解説記事はこちら↓
基本情報
仕様
曲数 | 数千万曲 |
音質 | 最高 320kbps(詳細下記) 形式 AAC・拡張子 ogg |
その他仕様 | ・オフライン再生(ダウンロード ・広告なし ・バックグラウンド再生 |
設定可能な機能 | ・歌詞表示機能(曲に合わせて追尾可能) ・データ節約モード ・クロスフェード ・露骨な表現を含むコンテンツの制限 ・音量ノーマライズ(音量を自動で一定にする) ・プレイリスト共有 ・スリープタイマー |
Spotify HPで明確な曲数の記載はありません。(Apple Musicが7千万曲と公表してた時期は、Spotifyも同じく7千万曲の記載がありました。)
対応デバイス
- Android OS(Androidスマホ、タブレット、Windows PC)
- iOS(iPhone、iPad、Mac)
- セットトップボックス(Apple TV、Amazon Fire TV、Chromecast)
- スマートスピーカー(Alexa、Google Assistant)
- スマートウォッチ(Apple Watch、Wear OS by Google、Germin、Fitbit、Samsung)
- 車載OS(CarPlay、Android Auto)
音質
音質は手動設定と自動設定ができます。
自動設定の場合はネットワーク環境に合わせて勝手に対応してくれます。
設定の詳細は以下の通りです。(単位;kbps)
【音楽の音質】
音質 | Free | premium | |
デスクトップ スマホ タブレット | 低 | 24 | 24 |
標準 | 96 | 96 | |
高 | 160 | 160 | |
最高 | × | 320 | |
ウェブ プレーヤー | 128 | 256 |
【ポッドキャストの音質】
音質 | Free | premium | |
デスクトップ /スマホ・ タブレット | 低 | 24 /96 | 24 /96 |
標準 | 96 | 96 | |
高 | 96 | 96 | |
最高 | 96 | 96 | |
ウェブ プレーヤー | 128 | 128 |
料金プラン
料金プランにはFree(無料版)とPremium(有料版)があります。詳しくは下の表を見てください。
プラン | 料金 | 備考 |
---|---|---|
Free (※1) | 0 | 各種制限有 |
Premium Standard | 980 | 1アカウント |
Premium Duo | 1280 | 2アカウント 2人のためのプレイリスト有(※2) |
Premium Family | 1480 | 6アカウント 家族のためのプレイリスト有(※2) 露骨な表現を含む音楽をブロック可能(※3) Spotify Kids 利用可能(※4) |
Premium Student(※5) | 480 | 18歳以上、最長4年間 |
※1 Freeプラン
Spotify無料版です。有料のPremiumに比べて以下の制限がつきます。
- 数曲再生するごとに数十秒の広告が流れる
- 最高音質160kbps
- 曲送り一時間に6回まで
- 早送り、巻き戻し不可
- シャッフルモードのみ
- オフライン再生不可(ダウンロード不可)
※2 オリジナルプレイリスト
このプレイリストはカップル・家族が好きな音楽を詰め込んだプレイリストです。定期的に更新されます。
※3 保護者向けフィルタリング機能
子供のアカウントに露骨な表現を含むコンテンツを再生できないようフィルターを設定できます。
子供にも安心して音楽を聴いてもらうことができます。
※4 Spotify Kids
Spotifyとは別に「Spotify Kids」という子供向けの音楽アプリがあり、Famillyプランに契約している方のみ使用可能です。
子どもの年齢に応じた設定にできるフィルタリング機能付き。
キッズ・ファミリー向けのコンテンツを厳選しているので子供でも安心して扱うことができます。
※5 Stuedntについて
第三者機関のサイトから大学生である証明をすることが必要です。Spotifyのガイドに従って登録すれば簡単に行えますよ。
認定されている高等教育期間に在学中で、18 歳以上であれば該当します。学割プランは最長で 4 年間ご利用いただけます。
お客さまの在籍状態は、SheerIDというパートナー企業のサービスを通じて確認いたします。
Spotifyホームページより
コンテンツ
Spotifyから提供されているコンテンツは以下の5つです。
- ソング
- アルバム
- プレイリスト
- ラジオ
- ポッドキャスト
【ソング】
楽曲一曲
【アルバム】
アルバム作品
【プレイリスト】
テーマに沿った曲を集めたファイル。
テーマ:ジャンル、年代、雰囲気、イベント、アーティスト、ランキング等
基本プレイリストを自作して曲を管理します。
【ラジオ】
その場で即座に類似した約50曲のプレイリストを作成してくれるコンテンツ。
アーティストのラジオまたは特定ソングのラジオを作成できます。
【ポッドキャスト】
ポッドキャストとはインターネットラジオです。
いつでも聴ける録音音声番組といったところです。
お笑い・ニュース・教育・ビジネス・趣味など多彩な番組が配信されています。
機能
操作画面は大きく3つに分かれています。
- Home
- Search
- My Library
【Home】
おすすめ、ピックアップ、履歴、チャート、などのコンテンツが並びます。
自分の好みに合わせたコンテンツをオススメしてくれます。
【Search】
キーワード検索
英語表記のアーティストでもカタカナ・ひらがなで検索可能です。
アーティスト名の一部から検索もできます。
キーワードを入力すると、アーティスト、曲、ポッドキャスト、プレイリスト、アルバム、ジャンル気分、エピソード、プロフィールから検索されます。
アーティスト名がうろ覚えでも大丈夫。
ジャンルから検索
約30のカテゴリーから聴きたいモノを探すことができます。
チャート、ニューリリース、アニメ、インディーズ、睡眠、年代別などカテゴリー分けは様々です。
【My Library】
楽曲管理画面です。ミュージック・ポッドキャストをまとめておけます。
【ミュージック】
プレイリスト・アーティスト・アルバム単位で登録、管理ができます。
アーティスト・・・フォローしたアーティストが表示されます。
アルバム・・・お気に入りしたアルバムが表示されます。
【ポッドキャスト】
エピソード・ダウンロード済み・番組で登録、管理ができます。
メリット
Spotifyを使うメリットは以下の5つです。
①パーソナライズされたプレイリストが多い
Search機能にメイドフォーユーというカテゴリーがあります。
ここには自分の好みに合わせたプレイリストがたくさんあります。
パーソナライズされたプレイリストでも代表的なものは以下の通りです。
【Daily Mix】
自分の好みに合った曲を集めたプレイリスト。雰囲気別に5つほど作成されます。
【Discovery Weekly】
好みに合わせた新曲と隠れた名曲を集めたプレイリスト。
【Release Rader】
フォローしたアーティストや好みに合わせたアーティストの新曲を集めたプレイリスト。
【タイムカプセル】
自分の年齢に合わせた過去の名曲を集めたプレイリスト。
【On Repeat】
最近のお気に入りの曲を集めたプレイリスト。
【Repeat Rewind】
過去のお気に入りの曲を集めたプレイリスト。
これだけたくさんあると聴き飽きません。
②曲選択の精度が高い
提案してくれる曲が自分の好みにぴったりハマります。
それは様々なデータをもとに選曲されているからです。
例えば再生時間や同じアーティストを聞いてる利用者は他にどのような曲を聴いているかです。
また下記のような機能も選曲基準になります。
【いいね!】・・・お気に入りの曲に追加する。
【この曲を非表示にする】・・・指定した曲をあらゆる場面で表示しない。
【フォロー】・・・新曲情報のお知らせを受け取れるようにする。
Spotifyの選曲アルゴリズムの素晴らしさを感じます。
③シンプルな見た目で操作が容易
コンテンツが厳選されているので、音楽を聴くという目的に集中できます。
Home・検索・管理、全ての画面がシンプルで扱いやすい。
機能がとても把握しやすいです。
④子供が音楽を楽しむための機能がある
アプリ「Spotify Kids」、子供向けのプレイリスト、ファミリープランのフィルター機能など家族で楽しむための機能が満載。
子供が一緒でも安心して音楽を楽しめます。
⑤アーティスト情報をすぐ知ることができる
アーティストページでは以下の項目やリンクがあります。
- アーティスト詳細
- ツアー情報
- SNS
- 関連グッズ情報
アーティストをより深く知ることができます。
デメリット
Spotifyを使うデメリットは以下の3つです。
①曲の管理はプレイリストでしなければならない
My Libraryには全曲一覧のような機能はありません。
保存したい曲は以下のどちらかの工程で自作したプレイリストに保存します。
- ダイレクトにプレイリストに振り分ける。
- 曲にひとまずお気に入りマークを付けて、後からプレイリストに振り分ける。
同じ曲を複数のプレイリストに登録することは可能です。
プレイリスト作成は楽しいですが、忙しい時は一手間かかります。
②コンテンツが少ない
ミュージックビデオなどの映像コンテンツはありません。
逆に用途が絞れてる人にはシンプルで良いですね。
③無料版に制限がある
前半の「基本情報・料金プラン」で説明した通り機能制限があるので、無料版には以下のデメリットがあります。
- 広告があってすぐ聴けない
- 好きな音楽を再生できない
- ネットワーク環境がないと使用できない
- 音質が劣る
- 曲後半に飛ばせない
有料版が快適すぎます。
こんな人にオススメ
以上の機能やメリット・デメリットを踏まえた上でSpotifyをオススメできる人を解説します。
①自分好みの曲をたくさん発見したい人
好みのアーティスト・曲に類似したコンテンツの提案数がとても多いです。
マイナーからメジャーまで網羅しているので知らないアーティストを知るきっかけになってくれます。
新人アーティストもオススメしてくれます。
曲の提案力がすさまじいです。
②シンプル操作で音楽を楽しみたい人
難しい操作が苦手な人には特にオススメ。
コンテンツが限られていることもあって操作画面がシンプルです。
使いやすく操作に迷わない音楽サブスクですね。
③家族みんなで音楽を楽しみたい人
子供と一緒に音楽を聴くことが多い人にオススメです。
前半の「基本情報・料金プラン」で説明した通り、子供向けのコンテンツ・アプリ・フィルター機能が充実しています。
子供がいるパーティーやイベントのBGMにも最適です。
無料で使う
まずは無料で使う、オススメの使い方の手順はこちらです。
- 無料版Spotify Freeを試して操作に慣れる
- 有料版Spotify Premiumの無料体験(1ヶ月)
- 良ければ継続、良くなければ解約
自分にとって最高の音楽サブスクを選択したいなら、まずは使ってみることが大切です。
操作性、おすすめの精度、コンテンツの魅力など実際使ってみて自分の感覚で感じください。
私はこの手順で使ってみて、慣れることでサービスの良し悪しをしっかり判断できました。
もちろん解約はいつでもできるので安心して試してみてください。