音楽サブスクの利用を検討するならスペックや機能だけでなく自分に適したサービスかを知る必要があります。
実際8つのサブスクを利用したことのある私がApple Musicについて解説します。
本記事ではApple Musicの基本情報・メリット・デメリット・おすすめできる人について書いています。
この記事を読むことでApple Musicがあなたにフィットするサブスクかが判断できます。
Apple Musicはコンテンツ盛りだくさんのモンスター音楽サブスクです。
↓操作画面の画像で解説記事はこちら↓
基本情報
仕様
曲数 | 7500万曲 |
音質 | 256kbps 形式AAC・拡張子m4p(※1) |
その他仕様 | ・オフライン再生(ダウンロード) ・広告なし ・バックグラウンド再生 |
設定可能な機能 | ・歌詞表示機能(曲に合わせて追尾可能) ・通信量節約設定 ・クロスフェード機能 ・コンテンツ制限機能(※2) ・プレイリスト共有 |
※1 Apple Musicではm4pからmp3への変換ができないのでCDには焼けません。
※2 不適切な表現を含むコンテンツを制限できます。
対応デバイス
以下のデバイスで利用可能です。
- Android OS(Androidスマホ、タブレット、Windows PC)
- iOS(iPhone、iPad、Mac)
- セットトップボックス(Apple TV、Amazon Fire TV、Chromecast)
- スマートスピーカー(Siri、Alexa、Google Assistant)
- 車載OS(CarPlay、Android Auto)
- Apple Watch
コンテンツ
Apple Musicは曲だけでなくラジオやビデオも配信しています。
また曲はシングルやアルバムといった単位だけでなく、様々な再生方法があります。
そんなコンテンツに関して解説します。
主なコンテンツは以下の6つです。
- 曲
- プレイリスト
- ステーション
- ラジオ
- ミュージックビデオ
- インタビュー
・曲
様々な単位でリリースされています。
ソング(1曲)・シングル(2~3曲)・EP(約5曲前後)・アルバム(約10曲以上)
・プレイリスト
テーマに沿った曲を集めたファイル。
テーマは様々で、ジャンル、年代、雰囲気、イベント、アーティスト、ランキング等
プレイリストは自分でも作成可能で曲の整理に役立ちます。
・ステーション
テーマを選択して、それに沿った音楽を次々とリアルタイムで選曲・再生してくれる機能。
テーマとはアーティストやジャンルのことです。
【アーティスト別ステーション】 類似したアーティストの曲が選曲される
【ジャンル別ステーション】 選択されたジャンル内で選曲される(例えばクラシック、ロック、エクササイズ、キッズ、ヒットチャートなど)
延々と曲を再生し続けてくれます。
ステーション機能は音楽サブスクの最大の魅力です。
・ラジオ
ラジオDJ、アーティストによる音楽紹介やトーク。
リアルタイムで3チャンネルがAppleから配信されています。
- Apple Music1・・・シーンを担う新しい音楽を紹介
- Apple Music Hits・・・時代を彩ったヒット曲が満載
- Apple Music Country・・・全てのカントリーファンへお届け
その他は録音されたラジオ番組でいつでも聴けます。
各国の有名DJが配信しており、日本の番組も2つあります。
海外DJの番組でも曲がメインなので聞き流しにはとても良いですよ。
・ミュージックビデオ(MV)
MVには3つ種類があります。
- ミュージックビデオ・・・楽曲の公式MV
- リリックビデオ・・・映像と歌詞を組み合わせた特別なMV
- ライブビデオ・・・アーティストのライブ映像
ジャンルやアーティストをテーマにしたMVのプレイリストも配信されています。
MVも曲と一緒でプレイリストを自分で作成できます。
・インタビュー
アーティストに対して、楽曲やイベントなど音楽活動に関するインタビューを行う動画。
海外のアーティストのみで日本語吹き替えや字幕はありません。
料金プラン
個人向け | 980円/月 |
個人向け(年額) | 9800円/年 |
ファミリー(6人まで) | 1480円/月 |
学生 | 480円/月 |
学生は在学証明が必要になります。
登録時にUNiDAYSのWebサイトから在学証明することが必須です。
登録時にサイトの手順に従えば問題なく登録できますよ。
ちなみに学生の定義は以下の通りです。
学位を授与する総合大学または単科大学の学生の方は、学割の月額料金で Apple Music に最長 48 か月間登録できます。
~略~
Apple Music のサブスクリプションに学生プランで登録するには、大学、単科大学 (米国のみ)、Post-secondary School (カナダのみ) で学士号や博士号の取得のため就学中、または同等の高等教育コースを履修中であることが必要です。日本では、短大、専門学校、専門課程も対象となります。
Appleサポートより抜粋
機能
スマホでApple Musicを開くと5つの機能に分かれています。
この5つのを紹介します。
- 今すぐ聴く
- 見つける
- ラジオ
- ライブラリ
- 検索
【今すぐ聴く】
とりあえずすぐにでも音楽を再生したいときはここを開けば大丈夫!
パーソナライズされたコンテンツやアップルのおすすめが並んでいます。
- ピックアップ
- ニューリリース
- あなたにおすすめ(※1)
- おすすめステーション(※2)
- 最近のアップデート(※3)
(※1)あなたにおすすめ
自分の好みに合わせて選曲された4つのプレイリストがあります。
「Favourites」:再生数の多い曲を参考に選曲
「Get Up!」:好みに合わせた元気・あがる曲を選曲
「Chill」:好みに合わせた落ち着く・まったりした曲を選曲
「New Music」:好みに合わせて最近リリースされた曲を選曲
(※2)おすすめステーション
再生履歴に応じておすすめのステーションが表示されます。
「○○さんのステーション」:自分の好みに合わせて選曲されるステーション
「○○および類似のアーティスト」:よく聴くアーティストおよび類似したアーティストの曲を選曲してくれるステーション
(※3)最近のアップデート
選曲を更新したばかりのプレイリストが表示されます。
【見つける】
音楽を探したいならここを開きます。
様々な角度から曲やプレイリストを探すことができます。
【アクティビティ&ムード】
12のシチュエーションに分けてコンテンツを紹介してくれます。
ロマンス・名曲・通勤通学・モチベーション・フィットネス・チル・グッドフィーリング・ウェルネス・ブルーな気持ち・フォーカス・パーティー・スリープ
【デイリートップ100】
100カ国以上の人気ランキングソングTop100が聴けます。
【新着】
更新されたプレイリスト、新曲、新着アルバムが表示されます。
【アーティストインタビュー】
新着アーティストインタビューが表示されます。
【まもなくリリース】
今後リリース予定の曲が表示されます。
アルバムの中には先行視聴できる曲を含む作品もあります。
【スタジオ品質のサウンド:Apple Digital Masters】
音質を落とすことなく高音質で聴ける曲を表示しています。
【その他】
「カテゴリ」:年代やジャンル別に100以上のカテゴリわけでコンテンツを表示
「ランキング」:曲・プレイリスト・ビデオの人気ランキングを表示
「ミュージックビデオ」:ミュージック・リリック・ライブビデオの人気ランキングを表示
【ラジオ】
ここはラジオとステーションを探す場所です。
【Music1・Music Hits・Music Country】
この3つはAppleからリアルタイムで配信されているラジオ番組です。
【新エピソード】
新着ラジオが表示されます。
【アーティストインタビュー】
アーティストへのインタビュー動画が表示されます。
【ジャンル別ステーション】
音楽ジャンルのステーションが表示されます。
【その他】
約20のカテゴリーからステーションを探せます。
【ライブラリ】
自分がライブラリに追加した曲が表示されます。
自分でプレイリストを作って曲を整理することが可能です。
パソコンだとCDから取り込んだ曲やiTunesからダウンロードした曲も一括で管理できます。
iTunesを使用している方はいつも通りのiTunes画面です。
【検索】
検索できるものは曲だけでなく多岐にわたります。
曲、アーティスト、アルバム、歌詞、プレイリスト、ビデオ、ラジオ
英語表記アーティストでもひらがなで検索できるので便利です。
スペルが分からなくても見つけられます。
ひらがな検索は早くて便利です。
メリット
①自分の好みに合った曲をたくさん提案してくれる
プレイリスト「Favourites」「Get Up!」「Chill」「New Music」、ステーション「○○さんのステーション」
この5つのコンテンツは自分が好きであろう曲を自動的に集めてくれます。
好みは以下のものから判断されます。
①初期設定
好きな音楽ジャンル、好きなアーティストを入力する項目があります。
まずはこれを元に選曲されますが、後からやり直しもできますよ。
②2つのボタン
「ラブ」ボタン:押した曲の類似曲の表示頻度は上がる
「好きじゃない」ボタン:押した曲の類似曲の表示頻度は下がる
このボタンを押すことで選曲の質が上がり、新しい曲やアーティストの発見につながります。
③その他
アーティストのフォーロー、再生時間の長い曲、ライブラリへの追加、iTunesでの購入履歴などが関与していると感じます。
使えば使うほど選曲のセンスが向上していきます。
②色々な角度から曲を探せる
カテゴリーやジャンル分けが多彩です。
〇〇年代の曲、通勤中・エクササイズ・パーティの時聴きたい曲、アラブ・アフリカ・広東音楽、キッズ向けプレイリストなど
ニッチなジャンルも網羅しています。
③更新頻度が高い
ランキングは毎日、おすすめプレイリストは週一で更新されています。
お気に入りの曲はプレイリストから無くなる前に自分のライブラリに追加しましょう。
同じプレイリストでも飽きずに聴けます。
④基本機能が揃っている
新着・おすすめ・履歴などすぐに確認できるので基本的な機能面で困ることはないでしょう。
オールマイティーなサブスクと言えます。
⑤音楽以外のコンテンツが豊富に揃っている
アップルオリジナルのコンテンツを楽しめます。
他にはないラジオやビデオ系コンテンツが魅力的です。
デメリット
①操作画面が複雑
コンテンツが多いため、どこに何があるのか探すことが大変です。
使い方を覚えるまで多少時間がかかります。
まずはどんなコンテンツがあるのかを覚えることが最優先です。
最初は操作にてこずってしまうこともあります・・・
②音質
Apple Musicの最高品質は 256 kbpsです。
他の聴き放題サービスと比べて数字が良いとは言えません。(例えばspotifyだと 320 kbps)
しかしファイル圧縮にAAC (Advanced Audio Coding)といった優れた技術が採用されていて、音質の差を感じさせなくなっています。
私はapple musicもspotifyも聴いてますが、音質の差は気にならないです。
③日本語対応してないコンテンツがある
アーティストインタビューは英語のみで、吹き替えや字幕はありません。
ラジオもほとんどが海外の番組ばかりです。
ラジオは音楽メインで流されているので聞き流すには良いですが、もっと日本語のコンテンツが増えてほしいところです。
曲を聞くことが本旨の方にとってはそんなにデメリットではないですよ。
こんな人におすすめ
①新しい曲やアーティストにたくさん出会いたい人
おすすめプレイリストやステーションでApple MusicのAIがどんどん提案してくれます。
様々な角度から好みを判断してくれるので使うほどに提案力が向上します。
確実に音楽の幅が広がるでしょう。
自分好みの知らなかったアーティストや新曲に出会えます。
②持ってる音楽をまとめて管理したい人
色々な曲を一元管理できます。
例えばCDから取り込んだ曲、iTunesなどから購入した曲、Apple Musicから追加した曲。
ライブラリ機能を使えば曲の種類分けなどの整理が簡単です。
ひたすらに増えていく曲をすっきりさせることができます。
③とりあえずBGM的に曲を流したい人
曲を探す切り口がたくさんあります。
例えば聴きたい時のシチュエーションや気持ち、聴きたいジャンルや年代などです。
そこから最適なプレイリストやステーション、ラジオが見つけられます。
音楽に詳しくなくても完璧なBGMを再生することができます。
無料で使う
まずはApple Musicの3ヶ月無料体験をしてみることをおすすめします。
3ヶ月あると使い慣れるのでサービスの良し悪しをしっかり判断できます。
操作性、おすすめの精度、コンテンツの魅力など
実際使うことで自分の感覚で感じることが大切です。
解約はいつでもできるので安心して試してみてください。